2010年4月 8日

帯に惹かれて買った、みうらじゅん「自分なくしの旅」読了。曰く「本当の自分なんてない。」

自分なくしの旅

「自分なくしの旅」みうらじゅん、読了。

映画「色即ぜねれいしょん」と「アイデン&ティティ」の間を埋める物語…って聞くと、スターウォーズのエピソード2と5みたいな(笑)。

映画はどっちも好きで、特に「アイデン&ティティ」は見れば見るほど心に響いてくる(それはツレアイokayanと私の関係に共通する部分を感じるからなおさらなんだろう)けれど、「自分なくしの旅」は、男の青臭さを目の当たりにして、共感というより興味深さが勝る感じに面白かった。

将来を考えなければいけない、でも本当にやりたいことをやるのは無理、夢を半分諦めつつも諦めきれず、でも一途にやる勇気はなく、かっこつけたり常識を考えたり、偽善的になったり露悪的になったり、目の前の欲望にはめっぽう弱く、見栄っ張りで弱虫でやさしくて自意識過剰、やるべきことをやれてないのに甘えている自分になかなか気づかない…気づかないふりをしている…。

自分もそうだった、青かった、そしているいる、こういう奴、いますよ(いっぱいいる)。

人生の道草を食いながら大切な何かを見つける、そんなことだってあるさ。
それは「本当の自分」なんかじゃなくって、やっぱり「愛」、愛なんだな。
自分をとことん無くしていったときに、本当に大切な愛が見えるんだろう。


私の嫌いな言葉の一つに「自分探し」ってのがあります。
あ、こんなこというと、たくさんの人を敵にまわしちゃうか!?
自分は今ココにいる自分、それだけだって思うところから、本当の人生が始まるんだよ。
今ココにいる自分に何ができるか、それが大切なんだよ。