アルケミスト 夢を旅した少年 パウロ・コエーリョ 山川紘矢+山川亜希子=訳
[ ミヤザキの日々暮らし。, 見た・聴いた・読んだ ]
心は揺れ、迷いながら、本当の言葉を語りかける。心の建前に惑わされず、心の本当の言葉に耳を澄ます...それは小さな声のことが多いかも知れないけど、本当のことというのは得てして大きな声では語られないものなのだ。「大いなる魂」は自分の中にある...その本当の意味を知るとき、人は宝物を手に入れるのだろう。
「自分の心から、決して逃げることはできない。だから、心が言わねばならないことを聞いた方がいい」
「時々私は不満を言うけれど」と心は言った。「私は人の心ですからね。人の心とはそうしたものです。人は、自分の一番大切な夢を追求するのがこわいのです。自分はそれに値しないと感じているか、自分はそれを達成できないと感じているからです。永遠に去ってゆく恋人や、楽しいはずだったのにそうならなかった時のことや、見つかったかも知れないのに永久に砂に埋もれた宝物のことなどを考えただけで、人の心はこわくてたまりません。なぜなら、こうしたことが本当に起こると、非常に傷つくからです。
「傷つくのを恐れることは、実際に傷つくよりもつらいものだ」
「夢を追求している時は、心は決して傷つかない。それは、追求の一瞬一瞬が神との出会いであり、永遠との出会いだからだ」
「自分の内に素晴らしい宝物を持っていて、そのことを他の人に話したとしても、めったに信じてもらえないものなのだよ」

