奇跡的に早起きしたツレアイokayanと朝、道後温泉本館に行って朝風呂。宿の朝ご飯をいただいたら出発…と、あいにくの雨。本当は今日は砥部方面に足を伸ばすつもりだったけど、雨だし松山市内を観光しましょうということに。風情ある宿「常磐荘」をチェックアウト。お風呂も小さいなりに良い感じで、お部屋も古いけど安心するし、食事も美味しかった!

最後の宿、プレミア イン 松山に直行して自転車と大きな荷物を預けてしまって、徒歩で市内観光に出かけます。この宿はめっちゃきれいなビジネスホテル。部屋は子供の勉強部屋テイスト?のカジュアルな感じでした。安いし、ベッドが硬めなのがよい。フロントの人がみんな感じが良いのもいいところ。
まずはてくてく歩いて「坂の上の雲ミュージアム」へ。司馬遼太郎の長編小説「坂の上の雲」は、松山から物語が始まる。この松山出身の兄弟と正岡子規の物語をモチーフにできたミュージアム。ミュージアムの設計は、去年の秋休みにさんざん直島で見た安藤忠雄。うん、やっぱり格好いい。なぜか瀬戸内海周辺には安藤建築が多い。

坂の上の雲ミュージアムはすごくよくて、ちょうどドラマ化されることもあって展示も充実していました。でも私が感動したのは新聞に掲載されたままの本文デザインをすべて、壁面に並べてデザインされていた空間。新聞小説のあのデザイン(本文があって真ん中に挿絵があって…というあれ)が私はすごく好きなのだ。それから明治という時代を知るにつれ、その時代のたくましさ、生きていた人々の力強さにとても魅力を感じましたね。もちろん魅力的だからこそ小説になるのだろうけど、小説にならなかった人々の心持ち、大転換して時代が変わっていく、その波に押し流されないように強く立っている人々というのは、今の時代にはなかなか見られない光景のような気がする。腹に力の入った時代、今、私たちの魂は弱っているんじゃないかと思わされる。 根性入れていかんと!負けんぞ! と、気合いを入れ直すワタクシ(こう書くとそれ以上気合いを入れてどのステージまで行こうとしているのだと周りの人たちに突っ込まれそうだけど!)。

夏目漱石と正岡子規が一時期起居をともにした愚蛇仏庵(復元)。
お昼になったのでぶらぶらと、松山名物?鍋焼きうどんをいただきに、大街道を通り抜け「鍋焼きうどん ことり」へ。

あせって食べて、デジカメで写真を取り忘れた(笑)i Phone ではとったのでこちらでちゃんとしたのは見ていただこう。関西風のあっさりとしたおつゆ。胃に優しい〜おいしい〜。
そしてまさかの鍋焼きうどんハシゴ!「鍋焼きうどん アサヒ」で…こちらは「卵入り」もできるので、卵を入れてみました。

卵を入れて正解でしたね、すき焼きみたいな甘いおつゆ、卵がさらにすき焼き感を盛り上げます。どちらもおいしいけど、やっぱ「ことり」の方が好きかも。
土砂降りの雨の中を歩いて「伊丹十三記念館」へ。雨の中ずっしりと重厚な佇まいが素敵な記念館。ここも建築が素敵。私、建築家ってなりたかった職業のトップに来るな〜そういう職業があると知ったときには、すっかり数学も物理も大嫌いだったけどさ。
伊丹十三さんは大好きな人物なんだけれど、ここでその人物を紐解いた展示を見ると、ますます好きになり、そして自分と似た部分が多々あるのに驚く。絵が好きで、文章を書くし、広告に携わっていたことも、料理が好きなことも、猫が好きなことも。20代前半の頃、なんの知識も立場も技術もないのに「将来映画を撮ってみたら楽しいだろうな」と言ったのは私です(笑)。

館内のカフェでミカンジュース飲み比べセットを。最近酸味がしっかりしているのもの方が美味しく感じられる…ただ甘いだけよりパンチが欲しいっていうか。

ミュージアムショップで伊丹十三記念館ガイドブックやら、13の顔を持つ男DVD(伊丹十三の生涯のドキュメンタリー)など買い込む。
ああ、ミュージアムのハシゴ、充実した一日でしたね。そして一日の締めはやっぱり飲み! 松山市内をウロウロしたけど入りたいと思えるお店が無く(だって見た瞬間味が想像できるチェーン店や創作居酒屋は、やなのだ)昨日見つけた飲み屋さんへ行くべく、路面電車に乗る。

道後温泉「ろんぐ亭」は、なぜだかガイドブックや地元の案内にも全然登場しない…でも道後温泉をブラブラしていて「ぜったいここは美味しい!」とミヤザキの鼻がきいた一軒。
入ってみるとやっぱりおいしく、こじんまりとした感じも良いし、メニューのバランスもいい。無口かと思ったら話し始めるとよく話してくれる店主(料理人)も、ぶっきらぼうなようで良い人でした。伊丹十三記念館に行ってきた話をすると「こんどあそこのホームページで、うちのお店紹介してくれるらしいよ!」という。
その後、東京に帰って何の気ナシにいつもどおり糸井重里さんのサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を見てたら、最近糸井さんが「伊丹十三賞」を受賞したので、伊丹十三特集をやってる…糸井さんも「ことり」行ってる! あ、そして「ろんぐ亭」紹介されてるじゃん(笑)

翌日は松山最終日。スッキリと晴れて…ほんとは余裕があれば砥部に行きたかったけれど、どうもバタバタするのもいやだね、ということで松山市内観光に切り替え、松山城へ!
ロープウェイか、リフトで山の上へ…もちろんリフトが良い!と気分良く上っていきます。


こんな眺めの良いところにお城が…いい眺め!そしてきれいなお城! お城内での企画展示もなかなか面白く、じっくり見てしまいました。
お昼は浪漫亭なるお好み焼き屋さんで「松山風モダン焼き」をいただく…B級においしい!(笑)そろそろこういうB級なものも食べたかったのだ。
それにしても松山は文化のある街だな〜街も賑わっているし、すごく好きになりました。住んでみたい街のひとつかも!尾道もすごく良かったけど…。
今回も、良い旅でした! 四国シリーズ旅、来年も続くかも!





























