2007年10月22日

那須で約束を果たすのだ・2日目

[ 近くへ・遠くへ・旅の記録 ]

R0012814.JPGツネちゃんのお母様が用意してくれた布団でぐっすり眠り、起きると既に朝10:00。
よく寝たのですっきりと目覚め、居間に顔を出すとツネちゃんそっくりのお父様が新聞を読んでいる。
「おはようございまーす」と声をかけると台所にいるお母様も「おはよう。寒くなかった?」とニコニコ顔で出ていらして、アットホームな雰囲気。
既に工房で仕事をしているツネちゃんのところに行くと、「おはよう。よく眠れた?寒くなかった?」と、一家そろってやさしい〜。ありがとうございます。

ツネちゃんのお母さんが用意してくれた朝食を、お庭でいただく。よく晴れた高い空、那須の山並みも美しく、遠くの方では少し紅葉も始まっている。
そこでブロッコリとトマトとモロッコインゲンのサラダ、ゆで卵、トーストにお母様手作りのブルーベリージャム、エリンギのソテーなどをいただく。うーん、おいしい。
コーヒーも入れていただいたところへお父様とお母様も庭に出ていらして、お店の話やツネちゃんの話などに花が咲く。工房にいたつねちゃんも出てきて、しばしのコーヒータイム。
おいしい空気にすばらしい眺めにおいしいコーヒー。いいね! そして心地いい人々との会話。

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腹ごしらえがすむと、さっそくツネちゃんの工房を見せてもらい、鍛冶屋体験をさせてもらうことになる。

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「こんな感じで作るんだよ〜」と作ってくれた、葉っぱの形のキーホルダー。
「よーし、私もこれ作るよ!」あんなに大きなハンマーで、こんなに小さなキーホルダーをちょこちょこっと細工する不思議。

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okayanも鍛冶屋モードに変身。

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炉に鉄の棒を差し込み、赤くなるまで熱したら、ハンマーを持ってたたきます。
お、重い!!
思った通りの場所に命中させるのが至難の業なのだ。

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葉っぱは先の方を丸く尖らせていって、それから葉脈の方向に打つ感じで、左右に葉を広げるように平たく打っていきます。
しかし力が変に入っているのか、ハンマーが重いからか、打っている途中から筋肉痛状態。それでも地道に叩いていくと、なんとなく葉っぱらしき形に。そしてキーホルダーになる部分を細く打っていくと…やばい!折れる!!
ただ闇雲に打っていってもだめだし、左手で材料となる鉄の棒を持つ角度を、どうつけるかで形が変わってくる。左手でうまく調整しながら、ハンマーを持つ右手の力加減と叩きどころをうまくやらないと形にならないのだ。
写真の私のように、左手が上がっていってはいけませんね。台に水平に持たないと鉄の棒ごと曲がっていってしまいます。
うーん、大変。だけど、すごい楽しい!
折れそうになったところをツネちゃんに溶接してもらって、ペンチでくるりと先を曲げてキーホルダーとしての輪っかを作ると出来上がり。

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ただ本能の赴くままに叩いていったら、靴べらのようなキーホルダーになったokayan作品(右)と、見本のツネちゃん作成葉っぱキーホルダー(中央)、そして私が作成した葉っぱキーホルダー(左)。
やっぱツネちゃんが作ったのとは繊細さが違いますね…。
でも、つねちゃんは「初めてなのに上手だね〜、あーちゃんは能力が高いよ!」とおだててくれました。エッヘン!

ふと気がつけば新幹線の時間が刻々と近づいている。おっと、もう一つの目的を果たさねばならぬのです。
ツネちゃんとお母様に見送られて、自転車を組み立てて出発。

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のどかな田園風景の広がる中、自転車を走らせる快感。
黒田原の駅の近くにあるツネちゃんの工房から、黒磯までは車で15分ほど。と、聞いたので距離は15キロぐらいと踏んで、自転車では1時間弱かかるか…と思っていたら、思いがけず快適に飛ばして、30分ちょっとで黒磯に着きました。小さなアップダウンはあったけど、緩い下り坂が長く続くことが多かったのが勝因でしょう。

黒磯での目的は、那須周辺でカフェや雑貨屋さんを展開している、SHOZO CAFEに行くこと。okayanがうちのお店のお客様がここでライブをしたことがあると聞いて、知ったカフェ。

自転車でお店の前に乗り付けると、とても雰囲気のいい建物でまず感心。1階はテイクアウトのスイーツやコーヒー豆、紅茶のリーフ、オリジナルの食器などを販売するショップになっている。奥にある階段のところに「2階で静かに営業中」との表記。そりゃ静かにあがらなくては、と、静かに階段を上がります。

2階に上がると感じのいい店員さんが迎えてくれ、お好きな席へどうぞと通されました。窓際の席へ。平日の午後だというのに、まあまあのお客様の入りです。うらやましい(笑)
おかやんはオリジナルのブレンドにチーズケーキ、私はアイスカフェオレにスコーンと好きなケーキ一種の盛り合わせ(私はカボチャプリンにしました)。うちのお店に比べると、ドリンクが高めの値段設定で、スイーツは同じくらい。カフェ営業だけなら、ドリンクを高めに設定するしかないもんなあ、と思う。
ひと心地ついて店内を観察。テイストはうちのお店と似ているけど、窓際は細かいブラインドがつけてあったり、柱や壁の一部はブルーグレーのペンキでペイントしてあったり、うちよりちょっとスタイリッシュな感じ…なるほどカフェって感じですね。うちのお店はもうちょっと庶民的だもんなあ。
メニューを見ると、「カメラ、携帯電話お断りいたします」との表記。出しかけていたカメラ(愛機GR DEGITAL)をしまう。うちのお店は、写真とり放題。たしかにフラッシュとかバンバンたかれたらちょっと困るけど、やっぱりその日の思い出とかを残しておきたいって、普通にあることなんじゃないのかなあ? 最近は携帯もデジカメも持っているのが普通なんだから。私にはちょっとよく分からない感覚(まさか競合のスパイ活動を気にしているのか??)。そういえば鎌倉のいがらしろみさんのお店もそうだった。
ついでに「なるべく禁煙(お1人様1本まででお願いします!)」との表記もある。気持ちは分かるけど、お酒を出すうちのお店ではできないことです(お酒とタバコは必ずセット!ってお客様も多いですからね)。なかなか潔いお店なのかもしれない。ある意味お店が、お客様を選んでいるのでしょう。

やがてやってきたアイスカフェオレとスコーン、カボチャプリンは美味しかった!特にスコーンは私好み。ほんのり甘くて、添えてあるブルーベリージャムとクローテッドクリームもいい。スコーンは買って帰ったらお店で食べたほどの美味しさではなかったけれど、お店で食べた時のスコーンはかなり!!いけてました。ああ、やっぱり写真を撮れなかったのが残念。
カボチャプリンはちょっと甘めだけど、おいしかった。テイクアウトでブラウニーとかチョコケーキとかも買って帰ったけれど、ここのスイーツはわりと甘さがしっかりしているのかもしれませんね。

ふうー、と和んだところで、そろそろ行かねば新幹線に間に合わない。1階のショップでお土産を買い込むと、自転車に乗って隣の駅、那須塩原へ。といっても地図がないので新幹線の線路になるべく沿っている道路を選んで走る。途中で線路から道路が離れて「駅見逃してないよね?」と不安になった頃、那須塩原に到着。
えきねっとで予約した切符を受け取って、行きと同じくまたもやギリギリで新幹線のホームに到着(窓口にゴルフと温泉旅行帰りらしい親父たちがもたもたしていたのだ!!)。
帰りの電車、ビールでも飲もうかと思ったら車内販売はスーパードライ。「じゃあいいです!!」と潔くあきらめて、東京まで帰ったのでした。

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1泊2日だったけれど、那須のきれいな空と空気、大切な友人たち、そして貴重な体験と盛りだくさんで、よいリフレッシュになりました。

ちなみに今回の旅のおとも本は、伊坂幸太郎「グラスホッパー」。
グラスホッパー
電車の中でさくさく読むにはちょうど良く、面白く、衝撃的な内容でした。へなちょこ?な主人公のハードボイルド小説。