2006年6月19日

太宰朗読会、おいしいケーキ、友人との語らい。

[ ミヤザキの日々暮らし。 ]

cake本日は去年も行った太宰治朗読会
桜桃忌が近づくと毎年行われているイベントで、圭子ちゃんはずいぶん前から毎年通っていたのだが、去年から私も一緒に行っているのだ。
圭子ちゃんのお母さんがチケットをとってくれ、しかもおごって下さった。ありがとうお母さん!
今年は長塚京三さん。
「帰去来」「帰郷」という、私小説を朗読したのだが、ちょっと早口。初めは聞き取りにくく思えたけれど、自然な会話のような、つぶやくような話し口は、意外とおもしろかった。セリフのところの雰囲気の出し方なんかも、さりげなくていい。

読後にぶつぶつと朗読に対する思い入れを語る長塚さん。その話が面白かった。
<太宰は作品を多くの人に向けて書いているのではない。こういう風に会場で、大勢の人に朗読して聞かせて、会場全体での感動を前提に書いていない。常に彼の作品は、不特定多数の読者ではなく、読者一個人と一対一の関係、個々に向き合うことを前提に書かれていて、飾りも嘘もない。そういう姿勢でものを書くという彼に、強靱なものを感じる。弱そうな面ばかりがクローズアップされる彼だが。そして個々と向き合うという姿勢からか、こざかしいところに句読点がついていたりする。その句読点の位置のまま朗読すると、大勢の前で読むのに適していない。だから句読点の位置を変え、一部省略して読ませていただいた>
大体こんな意味合いのことをおっしゃっていたと思う。朗読するということの意味や効果、太宰の作品について、こんなにも考えて読んでいるのかと、その姿勢にも感動した。

ホールを出ると土砂降りの雨。久しぶりだよ、こんな土砂降りを見るのは。太宰のお墓参りは断念して、駅まで歩く。
三鷹の美味しいケーキ屋さん、レヴェで一休み。完熟バナナとクルミのパイ、ダージリンのオータムナルをいただく。ここのパイ生地は本当に美味しい。具の方も甘すぎず、ボリューム感もあってお手頃な値段。さらには、三鷹でおいしい紅茶を出すお店は、うちのお店を除けばここしかしらない。コーヒーにこだわるお店って結構あるのに、紅茶は手抜きなお店が多いのはなぜだろう。簡単に美味しく入れることができるのに。

吉祥寺に移動してお店の(仕事の)用事をいくつかした後、飲みに行く。入ったのは大豆家(くわしくは別エントリで)。
中学の時、圭子ちゃんと私と3人組で仲の良かったルミも後から駆けつけて、女三人楽しい飲み会。どんどん結婚し、子供を産んでいく友人達をよそに、バリバリ仕事に励む3人組は、いつでも会えば盛り上がるかけがえのない仲なのである。