新年会・飲み放題について考えた。
高校の時からの仲間との新年会。
私の休みが月曜日しかないということもあって、わざわざ幹事のツジがハッピーマンデーに新年会を設定してくれたというのに、その幹事(とその一家)は風邪と熱でダウン。残念。
でも結婚したり、子供が生まれたり、いいニュースがたくさんの仲間内の集いは、楽しいものでした。
友達の友達や相方、子供は自分の友達と考える、図々しいたちのワタクシは、日々増える友達と話す機会があることもとても嬉しい。
皆、お店にも来てくれるけれど、お店が忙しいと話す暇もないし、忙しくなくてもそれなりに厨房の中では仕込みや何かで細かい仕事が多く、なかなか客席でゆっくり話すということもできないのが現状です。
だから、こういう会に参加できるというだけでも嬉しいものなのですね。
さて、そのこととは別として。
新宿のとあるお店(まあまあのチェーン居酒屋)で飲み放題のプランで予約してあったのですが、この飲み放題の対象ドリンクについては、ちょっと考え物ですね。
生ビールや簡単なカクテル、ソフトドリンクはまあ普通でしょう。
でも、対象の中に「焼酎」「日本酒」という項目があるので、焼酎と日本酒好きの私は、店員さんに「この<焼酎>というのは銘柄は何ですか?」と質問しました。このお店は、それなりにこだわりの焼酎を揃えているお店だったのです。すると返ってきた答えは
「甲類焼酎です」
とのこと。「甲類?!」私は驚愕しました。いえ、いいんですよ、酎ハイなどにはよく使います。でもロックでは飲まないよな、あまり・・。いいちこでもいいから本格焼酎にして欲しかった・・・。しかもこだわり焼酎をちょっと売り物にしているくせに・・・。心の中でいろいろ思いましたが、気を取り直して聞きました。
「じゃあ、日本酒の銘柄は何ですか?」
すると店員の女の子は「少々お待ち下さい」と走って厨房の方へ消えていきました。そして走って帰ってきて答えました。
「清酒です!」
ええーーーー、清酒なのは当たり前じゃないのか・・銘柄を聞いているのになんじゃそりゃ・・。「銘柄をお聞きしたんですけど・・」と再度言うと、女の子はまた走って厨房の方へ。すると今度は責任者らしき男性の店員がやって来ました。
「恐れ入りますがお客様、飲み放題でお出ししている日本酒は、銘柄もないような、熱燗にしてやっと飲めるような代物なんですよ」と困った顔の笑顔で言うではありませんか。ええーーー、そんなもん商品として出してるのか・・つぼ八でバイトしているときだって、飲み放題の日本酒は大関か白雪、明言できてたぞ。
結局その後も生ビールで通しましたが、なんとなく納得いかない気分は消えぬまま。「だったら飲み放題メニューの対象にしなきゃいいのに・・銘柄も言えないようなものをだすくらいなら・・」。飲食店としては当然のことなのかも知れませんが、同じ飲食店の人間としては何だか悲しくなりました。
ちなみに、うちのお店は飲み放題の時の料金はだいたいこのお店と一緒。でも焼酎は本格焼酎「吉兆宝山」や「盛若」など、かなり美味しいものをお出ししているし、日本酒も定番の純米酒の中から1・2品選んでお出ししています。それはせっかくおいしい料理を楽しんでもらうのに、お酒で台無しにしたくないという気持ち、美味しいお酒を飲んでいただきたいという気持ちからです。分からない人には分からないけれど、分かる人には分かってもらえる地味なサービス。利益は減るかも知れないけれど、それ以上に得るものは大きいような気がしています。
あー、でもこれからは、飲み放題プランには気をつけよう。飲み放題の時はビール党、というのが正解かも・・。

